「パンツ・プロジェクト」
キャット・クラーク (著), 三辺 律子 (翻訳), あすなろ書房 (2017/10/27)
女の子、女子、娘、お嬢さん…と呼ばれることに違和感を持つ中学生のリヴ。
家には母さんとマンマと弟がいる。
女子は黒のプリーツスカートをはくこと、という校則に抗う。
「いろいろ いろんな かぞくの ほん」
メアリ ホフマン (著), ロス アスクィス (イラスト), 杉本 詠美 (翻訳)
少年写真新聞社 (2018/2/2)
結婚と離婚と再婚、文化や宗教の違い、
ジェンダーやセクシュアリティ、親と子などの捉え方にとどまらず
さまざまな「家族」のかたちを提示する。
どちらも生き方の多様性をテーマにした作品。
個々がいつどう幸せを感じるかは、誰か他の人が決めることではないはずなのに
なぜかおせっかいな誰かが、どこかからやってくる。
おせっかいな誰かを内面化して、それが葛藤を生むこともある。
今、笑顔なのか笑顔じゃないのか、だけで判断してしまうのも違うのだろうと思う。
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